アップルのソフトウェア・デザインは変わっていくのか?

2012 11 08 2 42 38
カレンダーの皮のような部分はSteve Jobs氏のビジネスジェットに使われていた皮のテクスチャを再現したものだそうだ。

アップルはハードとソフトをどちらも作る企業だ。どちらも素晴らしい物なのだけれどちょっと違和感があった。ハードのプロダクトデザインではジョブズの完璧主義的な素材にこだわりミニマルでシンプルな究極なデザインで知られているがソフトはデジタルが浸透してきた今でもユーザーインターフェースにいわゆるフェイクの材質や仮想空間的なデザインを取り入れていて最先端のハードの中身の割にちょっとミスマッチ感がある。カレンダー、連絡先、メモアプリなどがそうなのだけれど。

デジタルでスケジュールを管理することがまだ目新しかった頃は月めくりの紙が破けているデザインとか紙をめくるように月を変える遊びとかが何かとても可愛かったころもあったのも事実だけどハードがあまりにも美しくてその中のインターフェースがあまりにもその美しさについていけてないのではないのかと思うようになりそれでいて機能的でもない感じがなぜなんだろうと思っていたのが今回の

「skeuomorphism」という聞き慣れない単語と人事の発表でなんとなく分かった気がした。「skeuomorphism」とは「実在する物に似せたデザインによって、それがどのように動作するかを本物同様に認識させる考え方」という意味。

まだiOS6のマップ問題をひきずっているのかと思っていたけどiOS開発を率いるScott Forstall氏はアップルを去りJonathan Ive氏が、ハードウェアのデザインの統括およびOSのヒューマン・インターフェースのリーダーにもなることが決まったようです。iOS開発を率いるScott Forstall氏が「skeuomorphism」の採用を推進していてそれにアップルのデザインの要、Jonathan Ive氏はとても否定的でこれについて激しい議論があったというのは言われていた事で今回の組織変更でJonathan Ive氏がアップルのハードプロダクトと統一感のあるOSのアプリ達のインターフェース作りに進み「skeuomorphism」は無くなっていくと思われます。

念願のJonathan Ive氏がソフト&ハードウェアデザインの統括をするのでこれからのバージョンアップが楽しみです。アイコンも変えていって欲しいな。

純正カレンダーも凌ぐお勧めカレンダー↓

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