観光地の格付けをするミシュラン・グリーンガイド。鎌倉にも三ツ星を獲得している観光地があります。それは「報国寺」と「東慶寺」です。
今回、ミシュランの三ツ星のお寺、「報国寺」に行ってきました。報国寺は竹林が有名で竹寺とも言われています。
さすがミシュランの三つ星を獲得しているだけあって境内はとても清掃が行き届いています。朝一で訪問したのも清々しさに貢献しています。
本堂。御本尊である「本尊釈迦牟尼佛」は鎌倉市指定文化財で鎌倉時代作の貴重なもの。この左手に竹の庭への入り口があります。拝観料は200円。
ニコンD5300
シグマ 単焦点30mm Art f/1.4
ISO 1100
焦点距離 30mm
露出補正 0ev
絞り f/8.0
絞り優先
現像 Adobe Lightroom
竹の庭は朝一がおすすめ。まだ人が少ない自然の中の時間を過ごせます。初夏の新緑の季節は本当に気持ちが良いですね。
竹林から差し込む光が柔らかく癒されますね。
ニコンD5300
シグマ ズームレンズ18-200mm
ISO 110
焦点距離 18mm
露出補正 0ev
絞り f/8.0
絞り優先
現像 Adobe Lightroom
竹林を抜けると抹茶とお菓子を頂ける茶屋があります。抹茶(干菓子付)500円。外国の方が多く抹茶を点てるところを興味深く見つめていました。
報国寺は苔も美しいです。境内には多くの種類の苔が生息しているそうです。
四季を楽しめる報国寺ではあるけれど、鎌倉の悲しい歴史を伝えている寺でもあります。永享の乱に四代鎌倉公方足利持氏の嫡子義久がここ報国寺に於いて自害され裏山にある「やぐら」にお墓があります。
新田義貞が鎌倉を攻めた時の多くの御家人が「いざ、鎌倉」と戦い散ってゆきました。その北条勢、新田勢両軍の戦死者の供養塔もあります。古都鎌倉では重要な文化財と美しい草木と悲しい歴史が入り混じっているのですね。
本堂の裏には枯山水の美しい庭園があります。ここでもちょっと休憩してまったりとしました。ちなみに枯山水とは水のない庭で、水を用いること無く池の水の流れを表現した庭造りのことです。
どこでも苔が印象的で清く整えられています。
朝一で訪れた新緑の報国寺は清々しく整っている印象のお寺でした。竹林は落ち着きますね。ただ庭が美しいお寺ではなく重要な文化財もあり鎌倉の歴史を静かに語っている場所でした。
鎌倉のお寺の中でも一番といえるほど手入れの整った境内でした。おすすめです。
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臨済宗建長寺派 報国寺
〒248-0003
鎌倉市浄明寺2丁目7番4号
TEL / 0467-22-0762
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