世界遺産・石庭で有名な龍安寺に行ってきました。京都巡り、その6。

金閣寺の次は枯山水庭園で有名な龍安寺に行ってきました。金閣寺からはきぬかけの路を通って近くにあります。

この有名な庭園は大小15個の石が配された75坪の枯山水庭園。虎が子どもを連れているように見られることから「虎の子渡しの庭」ともいわれていますが諸説はたくさんあり謎多き庭です。

方丈の前の庭としては草木類が一本も植えられていない、この石庭はやはり何かの意図があって造られたのでしょうか。

エリザベス女王が日本に公式訪問した時にこの庭園を絶賛したことから禅の精神と共に「ロックガーデン」として世界中で有名になりました。

今回、訪問した時には庭園に雪が積もっており15個の石が全て見えませんでしたが、縁かわに座ってぼんやりしていると雪の庭園という演出も良いなと思います。

水平に見える石庭ですが、正面から見て左奥に向かって低くなってて排水を考慮した工夫が施してあります。さらに、向かって右の土塀は手前から奥に向かって低くなるように作られていて遠近法を利用した演出も見られます。

石庭ばかり気を取られますが石庭を囲っている名画のフレームともいえる高さ1m80cmの土塀も美しいですね。室町時代から続く謎多き石庭は日本文化の侘び寂びの精神と一緒に世界中の人々に愛されています。

方丈の広間。襖絵が美しい。方丈の前（南側）が石庭です。

龍安寺の「つくばい」。徳川光圀（水戸黄門）の寄進と言われ方丈の北側にあるが、こちらは模造品になっており本物は非公開になっています。「吾唯足知　(われただたるを知る)」と書かれており禅の心がこちらでも知ることが出来ます。

龍安寺（りょうあんじ）

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