ビヨンセがiTunes Storeでの独占先行発売をしたニューアルバム「BEYONCÉ 」は事前告知一切なしで突然のリリースでしたがそれが反響を呼びiTunes Storeでの最速売上記録を叩きだしました。結果的には事前プロモーションなしで配信のみのサプライズリリースが大成功となった訳ですがビヨンセ自身は失敗する可能性も考え、かなりの賭けであったようです。
ビヨンセのノンプロモーションのiTunes独占先行配信
昨年12月13日に発売されて2週間でミリオンセールス。結果、大成功ですがビヨンセほどの大御所がノンプロモーションでこんな賭けにでたのか?ビヨンセのセルフマネジメントの考え方もそうですが前作のアルバム『4』の時に発売前に音源がネットに流出してまったこともあったのではないかと思われます。完全な秘密主義でこのサプライズは漏れることがなかった。ビヨンセほどのアーティストのアルバム発売がサプライズ的に行われたのはiTunes Storeの配信ならではですね。
今回、この成功の影ではiTunes独占先行に反発してフィジカルリリース(CD販売)を取り扱わない小売チェーンもあって波紋を広げましたがこのようなスタイルで作品を発表するアーティストが増えていくのではないでしょうか?
10日間で4億円分の違法ダウンロード被害にあっているとの報告もあるようでこれを注目が集まっている証拠と考えるのか、損をしていると捉えるかで評価も変わってきます。
ただYoutubeなどもそうですが取り締まりばかりよりもネットで話題になり多くの人に触れられること、(違法な閲覧,視聴も含めて)のほうが売上にはつながっているというデータもあるので新しいシステムに乗るほうが結果的には利益になっていくのでしょうね。