AKB48のCDは意識的に低音質にしている?

BLOGOSから
AKB48のCDは『低音質』で正解なのではないか
というエントリーを読んで。

これは面白いですね。低音質の定義が曖昧なのですが例えば中高音がシャカシャカしていると音悪いなとは思ったり、低音がきいているとしっかりした曲だなとか思ったり。元々、iPodがはやり始めた頃からMP3のものに音質を求めても、とネガティブな形から入ったのですがいつのまにか便利さからCDが駆逐されるまでに至った訳です。

AKBの楽曲は手を抜いて音が悪いのではなく何か理由がある
からわざと中音域を強くしているのではないかと。その理由とは上記のページでは
1プアオーディオにあわせている
2テレビに流れた時にちょうどいい
3雑踏で流れた時にちょうどいい

という仮説をたてています。 要するにこの楽曲はどんな客層でどんな場所でどのように聞くのかを売り手が考えそれに最適にしているということなんですよね。考えられる客層はしっかりした音響設備で聞く事はないだろうし(てゆうか今CDプレイヤー自体家庭に1台あるのか疑問)ヘッドホンにお金はかけないかもしれない、テレビにしても画質や大きさは良くなっているがオーディオはそんなに良くなった印象はない。街中でふらっと流れてくる時に印象に残りやすいということでしょうか。
 2012 10 23 16 32 49

CDと配信用の音源では別々のマスタリングも
結構前のことですが宇多田ヒカルさんのオリジナルアルバム『HEART STATION』(ハート・ステーション)は、2008年3月19日に発売、同年3月26日に音楽配信開始されていてCDと配信用の音源では別々のマスタリングを施していたことを思い出しました。 これはそれぞれの視聴環境において、できるだけオリジナル音源に近い音質を提供したいという意向からということなので売り方一つでチューニングしなければいけないという大変さがあるんですね。こんな環境で聞いて欲しいという意向はあると思うのですがヘッドホン一つで音質はすごく変わったりするので難しいですね。 Webデザイナーさんとかと一緒でWebをブラウザ、端末など見る環境を考慮しなければいけないのと似ているのかもしれません。

先ほどの記事のなかでiTunes限定でAKB48用のイコライザー設定を作っていたので試してみました。(試す為にAKB48の曲を買ってみました笑)
設定:全体を-5, 左から順に+4, +5, +7, +6, +3, +1, -1, -1, +3, +4(目盛ひとつで3)。
うーん、イコライザだけでもこんなに印象が変わるんだと改めて感じた次第。それにしてもこのご時世にミリオンを連発する秋元康氏はすごいですね。

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