iOS 10はRAW撮影をサポートするようだ。次期iPhone7ではRAW撮影が可能に?

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先日行われたWWDC2016のデベロッパー向けのセッション「Advances in iOS Photography」においてiOS10の「AVCapturePhotoOutput API」を使用することによりiPadやiPhoneのiSightカメラでRAW形式の撮影が可能になるようです

参照:iOS 10:iSightカメラでのRAW撮影が可能に(DNGファイル) Macお宝鑑定団Blog

RAW撮影はプロセッサに負荷が多くかかるので対象となるのは最近の機種、iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhone SE、iPad Pro(9.7inch)の4製品のみのよう。

そのセッションのデモではiOS10のiPhoneやiPadの純正カメラアプリではなくデモ用アプリを使用していたようなのでiOS10の純正カメラアプリでRAW撮影できるわけではないようです。

つまりiOS10ではRAWの撮影をサポートするが純正アプリにはその機能は搭載しない。サードパーティ製アプリの開発ではRAW撮影可能なアプリを作成可能ということでしょうか。

もともと、モバイル版Adobe LightroomなどではRAWの現像、編集は出来ていたので今後、RAW撮影も可能になるとこれからリリースされるiOSデバイス、次期iPhone7 Plus(仮称)などは大幅にカメラ機能がアップする噂も流れているのでRAWで撮影、現像をiOSデバイスで出来てしまうことになります。

ただ純正カメラアプリにはRAW撮影機能を搭載しない(たぶん)ことからもRAW形式はファイル容量も大幅に増えストレージを逼迫するしプロセッサも負荷がかかるという問題をAppleは苦慮しているのでしょうか。

同じようにハイレゾ音源のFLAC形式なども標準ミュージックアプリは対応していないけどサードパーティ製アプリでは再生可能であったりと、似たようなケースもあります。

Apertureを切り捨ててクラウドを使った利便性を優先と簡略化を選択したAppleだけにRAWという扱いづらいファイル形式をどうiOS10の魅力に変えていくのか、これからに注目ですね。

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