iTunes Music Storeの売上減少と音楽のストリーミング配信の未来

140425Spotify

iTunes Music Storeの売上が減少している

デジタル音楽の売り上げも伸び悩むようになり音楽業界のシェアが下がり続けている。日本ではCDの売上減少が著しくその下降線は留まることを知りません。しかしそのCD売上減少の要因になったと言われるiTunes Music Storeも最近頭打ちになって減少傾向にあるということで音楽業界は縮小傾向にあります。

モバイルの進化でコンテンツは音楽だけとは限らない

構造的な問題以外にも魅力的な音楽が無いという基本的なこともあるでしょうしスマートフォンの急激な拡がりで、今まではモバイルといえばウォークマンの時代からiPodまで音楽デバイスだけだったのがゲームから電子書籍など色々なコンテンツがモバイルとして持ち歩けることも音楽だけだった時代と違うところでしょう。

音楽の救世主となるか?定額ストリーミング配信

今までは主要なコンテンツが音楽だけだったのが色々なコンテンツに趣味が広がっているのでこれは趣味のフラット化といえます。ここで音楽自体のシェアが低下している中、注目されているのが定額ストリーミング配信です。海外で有名なところといえば「Spotify」があげられます。世界で2000万人を超えるユーザーがいて月額と広告付きの無料のものと2種類ありこの「Spotify」は急成長しており2013年は年間1000億円以上の収益をあげました。

この収益からアーティストへおよそ半分の500億円あまり支払っているそうですがアーティストにとってはこの定額配信サービスの普及は収入の低下につながっているとの指摘もありこのSpotify(スポティファイ)への音源提供を拒否しているアーティストも見受けられます。

Spotifyにビートルズは楽曲を提供していない

色々と問題はあるのでしょが音楽は全体的に定額ストリーミング配信に徐々に移っていくことになるのではという見方が強い。楽曲拒否しているアーティストはビートルズ、AC/DC、レッドツェッペリンなど大物も多いのが現実ですが。

ソニーのMusic Unlimitedの成功はあるか?

日本ではまだSpotifyは日本の展開はされていませんがソニーが月980円の定額配信サービス「2,000万曲が聴き放題!ソニーの定額制音楽配信サービス Music Unlimited」をスタートしています。ここにきてオフライン視聴や320kの高音質にも対応したりして使い勝手も満足の行くものになりつつあるソニーの定額配信は今後の業界の救世主になるのでしょうか?

最近のソニーは音楽に関してはいい感じに攻めていますね。(VAIOの撤退、不動産事業への参加など寂しいこともあるけどね。。)ハイレゾ戦略もそうだし、ヘッドホン、スピーカーでもいいものを出してきている。音楽配信のMoraはどこまでシェアがあるのかわからないけどiTunesにはないハイレゾ音源を軸にこれからのシェア拡大が楽しみです。それにしてもハイレゾの音源やiTunesの1曲の値段をもっとジョブズが拘ったように1ドルを切る価格にすれば定額配信じゃなくてもデジタル音楽の売上は上がると思うのだけれど。

Music Unlimited

 

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