アップルはヘッドホンブランドのBeatsをなぜ買収するのか？

アップルがBeats Electronicsを買収？

意外な買収といえば確かに意外だ。アップルがヘッドホンで有名なBeatsを買収する交渉を行っているらしい。まだ、話し合いがまとまった訳じゃなく継続中なのだそうだ。

Beatsは都会的なデザインの高価なヘッドホンブランドだ。そしてBeats Musicという音楽ストリーミング事業も手がけている。おしゃれなデザインと高価なブランドイメージはアップルと似たものがあるかも知れない。また、Beatsの顧客は若者が中心であるということも大きいのか。

iPodが発売された頃、５万近くもするオーディオプレイヤーを誰が買うのかと酷評されたことを思い出す。しかしそのスタイリッシュな音楽とファッションの関係を作ったiPodを最初に評価したのはHipHop好きの若者達だったのだ。

Dr.Dreの名を冠した低音が重厚なヘッドホンにbの文字の変わりにアップルマークがついたりして。それはそれでクールだと思う若者もいるはず。

Beats MusicがiTunesに統合される日も近い？

今回のアップルが32億ドルをだしてBeatsを買収するというからBeats Musicのオンラインサイトを見てみたら格好いいんだよね。そのままiPhoneのミュージックアプリのインターフェースにしてもいいぐらい。肝心のストリーミングサービスは月9.99ドルで購入した人間に対して３デバイスまで有効とあるのでMac、iPhone、iPad持ちなら３つのどれからもストリーミングを楽しめるようだ。

今回の買収案がハードウェアというよりはこの音楽ストリーミングサービスにあるのなら日本ではiTunes Matchが始まったばかりだけどアップルがiTunesの１曲ごとの販売のポリシーを捨ててストリーミングに舵を切る日は近いだろう。