平安京の遺構、東寺。日本で初めての密教寺院。京都巡り、その15

京都 東寺 五重塔

平安京遷都の2年後の796年に国家鎮護のために創建された教王護国寺。都の南の入り口、羅城門の東に建てられたことから通称、東寺と言われています。

この寺院は唐で密教を学んだ弘法大師空海に委ねられます。

京都 南大門から金堂 東寺

△南大門からみた金堂。

823年に空海に下賜された東寺は密教の根本道場して国宝の建物や仏像がたくさんあり世界遺産にも登録されています。

東寺 金堂

中でも講堂の中の立体曼荼羅とも言われている大日如来を中心にした国宝の五大明王など21体の仏像が並んでいる様は圧巻です。

ほの暗い講堂の中で金色に輝く仏像がなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。

 

東寺 五重塔

また遠くからでも存在感を放っている五重塔(国宝)は高さ55mもあり日本一の木造建築になります。

普段は内部非公開ですが、今年は限定で公開している期間があります。

東寺 五重塔 初層

普段非公開の初層の中を見学出来ました。五重塔の初層内部は極彩色で彩られた密教空間が広がっています。

東寺 五重塔

五重塔のは落雷などで4度焼失しています。現在のは1644年に徳川家光が再建した5代目にあたります。

東寺 金堂

夕日に沈む金堂。東寺は拝観は夕方で終わりですが五重塔がライトアップされて外からでもその美しい建築物を見ることが出来る時期もあります。

東寺 五重塔

空海が初めて日本に密教を伝えた東寺、平安時代の遺構が残る世界遺産です。京都駅から電車でひと駅なので時間があれば是非寄ってみて下さい。

東寺(教王護国寺)
  • 住所:京都府京都市南区九条町1
  • 営業時間:公開:8:30~17:30 3月20日~9月19日
         公開:8:30~16:30 9月20日~3月19日
  • 電話:075-691-3325
  • アクセス:京都駅から徒歩15分
         近鉄京都線「東寺駅」下車徒歩10分
         市バス「東寺東門前」下車すぐ 

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