平安の貴族たちが愛した京都の南に位置する宇治に平等院鳳凰堂はある。
平等院鳳凰堂は京都中心からは少し離れ小さな宇治駅を降り、少し歩いた先の宇治川の流れる静かな場所にあります。
「京都駅」からJR奈良線でみやこ路快速なら17分の「宇治駅」から徒歩10分です。(普通だと10分余計にかかるので快速がおすすめです。)
10円硬貨にも描かれている美しい建物は約1,000年前に建立されたもので世界遺産になっています。
平成の大改修を終えた世界遺産の平等院鳳凰堂。平安時代の創建時の容姿に近づけるために丹土(につち)色で塗り直されていました。
丹土色とは聞き慣れない色ですが朱色を少し落ち着かせた色と言う感じです。平安時代には、この「丹土色」で塗られていたらしいと判明したようです。
△平成の大改修まえの古色な趣のある姿から鮮やかな姿に生まれ変わった平等院。
どちらが好みかは意見は様々だと思います。ぼくは創建当時の姿を、長い時代を経て現在に復元した風貌もまた時代を感じさせて良いと思います。
実際、建物の美しさに感動しました。金閣寺と同じように池の向こう側に全景を見ることが出来るのですがそれがなんとも良いですね。
△ニコンD5300+シグマ超広角レンズ10-20mm
寺社などの被写体の場合、超広角レンズが有効です。PLフィルターをつけてあるので池への映り込みもきれいです。
- 焦点距離:16mm
- ISO:320
- 絞り優先
- F値 :7.1
- 0EV
鳳凰堂内部は別受付、別料金になります。ぜひ国宝の鳳凰堂内部は拝観したい。入場制限があるので(1度に50名)注意が必要です。
△平等院ミュージアム鳳翔館の庭。中は撮影禁止になっていますが、たくさんの国宝を見ることが出来ます。創建当時のきらびやかな平等院鳳凰堂をCGで体験することが出来ます。
△平等院鳳凰堂の近くを流れる宇治川。宇治は源氏物語の後半の舞台となっていたゆかりで作者、紫式部の像が建てられています。
△宇治橋から眺める。風情があります。
△宇治といえば宇治茶ですかね。足利義満が茶園をここ宇治に作ってから最高級日本茶の産地として現在まで至ります。「中村藤吉本店」はお茶、カフェとしても有名で明治期の茶商屋敷の代表的な建物群として「重要文化的景観」に選定されています。
中は売り場とカフェに分かれています。お茶だけでなく抹茶チョコとか色々あります。
宇治川が流れる京都から少し離れたこの場所で平安の貴族たちは心と体を休めていたのでしょうか。平等院鳳凰堂は平安時代の雅な文化を現代に語り継いでいます。
- 平等院鳳凰堂
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- 住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
- TEL:0774-21-2861
- アクセス:「京都駅」からJR奈良線で17分(みやこ路快速)、「宇治駅」下車、徒歩10分。
京阪電鉄宇治線で「京阪宇治駅」下車、徒歩10分 - Web:世界遺産 平等院
- 拝観日: 年中無休
- 拝観時間:庭園 8:30〜17:30 ※受付終了17:15
平等院ミュージアム鳳翔館 9:00〜17:00 ※受付終了 16:45
鳳凰堂内部 9:10〜16:10
(9:30より拝観開始、以後20分毎に1回50名様) - 拝観料:庭園+平等院ミュージアム鳳翔館 大人600円 中高生400円 小学生300円
鳳凰堂内部拝観 別途ご志納金 300円
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