戦国の武士(もののふ)が躍動する歴史マンガ「センゴク一統記」
戦国時代を扱った小説、マンガ、ドラマ、たくさんありますがそのなかでも今、一番おすすめはマンガ「センゴク」シリーズです。
視聴率が下がっているとはいえテレビの影響はまだまだすごくてアメトーークでマンガ「キングダム」を扱ったところ、軒並み電子書籍のランキングの上位を「キングダム」が埋め尽くしていたのは記憶に新しいところです。
「キングダム」は中国の秦の始皇帝の時代の話で、これもぼくはハマっているのですが中国の歴史。
日本の特に戦国時代のマンガで面白いのはセンゴクです。マンガとは思えないほど時代検証をしっかりしていて切り口がとても興味深い。
このセンゴクは3部作になっていて「センゴク」「センゴク天正記」「センゴク一統記」とあります。
- 第一部「センゴク」
稲葉山城の戦いから信長包囲網の中、金ケ崎の退き口、姉川の戦い、比叡山焼き討ち、三方ヶ原の戦い、小谷城の戦いによる浅井家滅亡までを描く。全15巻 - 第二部「センゴク天正記」
大名になった羽柴秀吉のもと、仙石権兵衛も一千石の領主となり長島一向一揆、手取川の戦い、秀吉の中国攻め、甲州征伐による武田家滅亡までを描く。全15巻 - 第3部「センゴク一統記」 秀吉の中国遠征、備中攻めから本能寺の変、山﨑の戦いと続く、現在12巻。
主人公の仙石権兵衛秀久の成長を通しての物語ですが織田信長、羽柴秀吉、明智光秀など戦国時代の英傑のストーリーでもあり戦国の武士をとても魅力的に描いています。
特に印象に残るのは「明智光秀」。信長は通常通りの魔王のような描かれ方をしているのですが明智光秀は全く今までとは違う解釈で描かれています。ぼくが持っていたイメージは真面目で公家のような教養を持ち信長の比叡山焼き討ちなどに反対する繊細な人物でしたが180度違う人物に描かれていています。それが本当の史実ではこのような人物だったのではと思えてしまいます。
日本の戦国時代のマンガ「センゴク」は今までなんで読んでなかっただろう、と思うほど面白いです。マンガの大作は紙書籍で購入すると置く場所がなくなるので電子書籍が適していますね。